レプリソーム旅行記 Vol.19 ノースカロライナ大 バスケットボールミュージアム

反対側の壁
画像は、先ほどの部屋と次の部屋との境目にある写真です。
先ほどのフェルトン選手・ウィリアムス選手の写真が飾ってあった壁の裏側に当たります(優勝リングの展示の箱が右側に写っています)。

写真に写っているのは、ラシード・ウォレス選手。
その下には

「NCAAトーナメントにおいて、ノースカロライナ大選手の忘れられないほど素晴らしい活躍全てが、優勝をもたらすわけではなく、時に、それはトーナメントの初期段階で起こり、終わってしまうこともある。
やるか・やられてしまうか、が自然のNCAAトーナメントにおいては、全てのショット、プレイが重要であり、ノースカロライナの選手や監督は、白熱するトーナメントの光(照明)の下、絶えず正しいプレーをしている」

とあります。
つまり、ノースカロライナ大学の選手・監督は、厳しいトーナメントの中でも、常に1つ1つの正しいプレーを大事にすることで、優勝に辿りつけるよう努力している、とチームの努力と公正さを述べています。

NCAA Tournament
この部屋では、NCAAトーナメントでのターヒールズの活躍を展示しています。
部屋に入って右手には、画像のように NCAA Tournament というテーマを冠した壁に、写真パネルが埋め込まれ、その左右には、各々ショーケースがあります。

同トーナメントにおける、これまでの記録は以下の通りです(2010年12月現在の記録です)。
2010-11 Basketball Carolina(シーズンガイド) P116から引用

NCAAトーナメント通算出場回数(回数)
1.ケンタッキー(50)
2.ノースカロライナ(41)
3.UCLA(41)
4.カンザス(39)
5.ルイビル(36)
6.インディアナ(35)

NCAAトーナメント連続出場回数(回:シーズン)
1.ノースカロライナ(27:1975-2001)
2.カンザス(21:1990-現在)
3.インディアナ(18:1986-2003)
4.ケンタッキー(17:1992-2008)
5.DUKE(15:1996-現在)

NCAAトーナメント出場年(41回)
1941年,1946年,1957年,1959年,1967年,1968年
1969年,1972年,1975年,1976年,1977年,1978年
1979年,1980年,1981年,1982年,1983年,1984年
1985年,1986年,1987年,1988年,1989年,1990年
1991年,1992年,1993年,1994年,1995年,1996年
1997年,1998年,1999年,2000年,2001年
,2004年
2005年,2006年,2007年,2008年,2009年
は、連続出場年
NCAAトーナメント通算試合数(試合数)
1.ケンタッキー(146)
2.ノースカロライナ(141)
3.UCLA(128)
4.DUKE(124)
5.カンザス(123)

NCAAトーナメント通算勝利数(勝利試合数)
1.ノースカロライナ(102)
2.ケンタッキー(101)
3.UCLA(94)
4.DUKE(94)
5.カンザス(85)

NCAAトーナメント勝率(%: 勝-敗)
1.DUKE(75.8 %:94-30)
2.UCLA(73.4 %:94-34)
3.ノースカロライナ(72.3 %:102-39)
4.フロリダ(70.3 %:26-11)
5.ミシガン州立(69.3 %:52-23)

NCAAトーナメント優勝決定戦出場年(9回)
1946年,1957年,1968年,1977年,1981年
1982年,1993年,2005年,2009年

トーナメントでの記録
中央のパネルには、NCAAトーナメントで記録的な成績を残した選手とその実績が書かれています。

得点
 39 レニー・ローゼンブルース 1957年 カニシウス戦
 39 アル・ウッド 1981年 ヴァージニア戦
 36 ミッチ・カプチャック 1975年 ボストンカレッジ戦
 35 チャールズ・スコット 1969年 ドレイク戦

リバウンド
 19  レニー・ルーゼンブルース 1957年 イェール戦
 19 ボブ・マッカドゥー 1972年 ルイビル戦
 18 ラスティ・クラーク 1967年 ボストンカレッジ戦
 18 マイク・オコーレン 1980年 テキサス A&M戦

アシスト
 12 ケニー・スミス 1987年 ノートルダム戦
 11 ケニー・スミス 1987年 ペンシルヴァニア戦
 11 スティーブ・バックノール 1989年 UCLA戦
 11 ジェフ・マッキニス 1996年 ニューオリンズ戦

手前のショーケースには
画像は、手前のショーケースです。
1990年代をテーマに、数々の思い出の品々が飾られています。
ケースの解説によると、90年代を振り返って、自らを以下のように評しています。

「1990年代のノースカロライナ大学は、10年の間に5回の Final 4 を成し遂げた。
1990年代のチームというと、ジェリー・スタックハウスやラシード・ウォレス、ビンス・カーター、アントワン・ジェミソンといった、アクロバティックなプレーをする、90年代後半の選手らで有名かも知れないが、1991年のリック・フォックス、ピート・チルカット、キング・ライスの3名から1993年のジョージ・リンチへ、そして1998年のシャモンド・ウィリアムスへと受け継がれていったシニアのリーダーシップによるものでもある」

Fox, Chilcutt, Rice
その中の個々の展示物のいくつかをご紹介。
そのリック・フォックス選手(右)、ピート・チルカット選手(中央)、キング・ライス選手(左)が写った本が飾られています。

Chilcutt
#32の背番号が入ったウェアは、1991年にピート・チルカット選手が着用していたウォームアップウェアです。
その左隣にあるノートのような物は、1997年の 2nd round で対戦したコロラド大学戦のスコアブックです(最終結果 W73-56)。

Shooting Shirts
UNCと大学のイニシャルの入ったウェアは、ビンス・カーター選手の当時のシューティングシャツです。

Shoes & Jersey
右側に写るコンバースのシューズは、エリック・モントロス選手が、1993年のミシガン大との決勝戦で使用していた物です。同選手は、この試合で16得点5リバウンドを記録し、優勝に大きく貢献しました(最終結果 W77-71)。

左側の背番号31のジャージは、ブライアン・リース選手のジャージです(特にそれ以外の説明はありませんが、大きさから考えてご本人の実使用の物と思われます)。

ベルリンからの贈り物
ダンクしている#13の選手は、アデモラ・オクラージャというドイツ出身の選手です。
1997年・1998年の Final 4 では、フォワードとして起用され、1999年には All ACC 1st チームに選ばれる活躍をしました。
紹介の見出しには「ベルリンからカロライナへの贈り物」と比喩されて紹介されています。

イラスト
その選手の写真の上には、1993年のメンバーをイラストにした物が飾られています。
モントロス選手が、ひと際目立っているのがわかります。

1991年のボール
このネットがかけられたボールは、1991年のテンプル大との対戦で使われたボールです(最終結果 W75-72)。

Tie 876
こちらの「 Tie 876 」と書かれたメモが貼られたボールは、ディーン・スミス監督が、876勝目を挙げた試合で使われていたものです。
この時点で、通算勝利数3位の876勝、アドルフ・フレドリック・ラップ監督(故人)と並びました。

奥側のショーケース
こちらが、もう片方・奥側のショーケースです。
ジャージやシューズなどが見えます。

Jerseys
この2着のジャージは、ウェイン・エリントン選手(#22)、タイ・ローソン選手(#5)のジャージです。

May, Lawson
ホワイト×ブラックのシューズは、ショーン・メイ選手が、2004-05シーズンに使用していたシューズです。
もう片方の、ホワイト×スカイブルーのシューズは、タイ・ローソン選手が2009年決勝戦で着用していたシューズです。

ローカットとミッドカットの違いもありますが、ビッグマンとガードの選手のシューズだけに、大きさに男子用と女子用ほどの違いがあります。

この部屋の左手の壁には
対して、こちらは逆側の壁、この部屋に入って左手の壁です。
ここでは、初期のNCAAでの活躍と、70年代・80年代の活躍を紹介しています。
中央に見える、上下の箱は液晶モニタで、映像と音声による紹介もなされています。

NCAA初期における成功
上の液晶モニタの左右には、メモラビリアが展示されたショーケースが各々あります。
こちらは向かって右側のショーケースです。
「NCAA初期における成功」と題して、主に1956-57シーズンに関する物が飾られています。

70年代・80年代
こちらは向かって左側のショーケースです。
70年代・80年代の物が飾られています。

#32のジャージが画像左下に見えます。
ターヒールズの#32というと、ビリー・カニングハム選手が有名ですが、こちらはトム・ザリアギリス選手(故人)のジャージです。ガードとして、1975年から1978年までプレーしました。

他にも、いくつか見てみます。

プラクティスシューズ
画像のコンバースのシューズは、ディーン・スミス監督が仕様していた、「1982年優勝」の文字が入れられているプラクティスシューズです。
1982年の優勝はディーン・スミス監督にとって、HCとして初めての優勝になります。

1982年 決勝戦入場チケット
こちらは優勝した1982年、決勝戦の入場チケット、ジョーダン選手が最初の“ザ・ショット”を決めたあの試合のチケットになります。
会場は、ルイジアナ・スーパードーム(ルイジアナ州ニューオリンズ在)です。

この部屋の中央には
これまで、この部屋の右の壁と、左の壁を見てきたことになります。
部屋の中央には、画像のようなショーケースがあり、Final 4 に関する物が飾られています。

Final 4
このプラークは、「Final 4 にまで到達したけども、優勝できなかった」時に受けるものです。先ほどの優勝プラークを金メダルに例えるなら、銀・銅メダルに相当するものです(銅に該当する物は、Final 4 に進出したチーム全てに授与される、と説明があります)。
収納されているプラークの個数が、ノースカロライナ大のこれまでの強さを物語っています。

下記は、 Final 4 進出した年(回数)です

NCAA Final 4 出場回数(回数)
 1.ノースカロライナ(18)
 2.UCLA(17)
 3.DUKE(15)
 4.カンザス(13)
 5.ケンタッキー(13)

NCAA Final 4 出場年(18回)
 1946年,1957年,1967年,1968年,1969年,1972年
 1977年,1981年,1982年,1991年,1993年,1995年
 1997年,1998年,2000年,2005年,2008年,2009年

8個のリング
そのプラークの足元には計8個のリングが展示され、背後に
「 Final 4 の順位に応じて、選手や監督にリングが渡されます 」
と説明書きがあります。
ただ、どのリングがいつの物なのかの説明はないのですが、展示されているリストによると

 1977年 フィル・フォード
 1981年 アル・ウッド
 1991年 リック・フォックス
 1995年 ラシード・ウォレス
 1997年 ビンス・カーター
 1998年 アントワン・ジェミソン
 2000年 ジョセフ・フォルテ
 2008年 タイラー・ハンズブロー

の8名の選手から、この展示に提供されているとあります。

ACC Championship
この部屋の突き当たりです。
ここには、ノースカロライナ大学が所属するカンファレンス、 ACC トーナメント(アトランティック・コースト・カンファレンストーナメント)での優勝プラーク・カップ・ネットなど、チームが受賞したメモラビリアが中央のショーケースに飾られています。

下記の通り、これまで このトーナメントでは、計17回 (2010年現在) 優勝しています。

また、その左右には別途、ショーケースが設置されており、その中には、ACC レギュラーシーズン優勝時のメモラビリア、ACC で表彰された選手達のメモラビリアが飾られています。

ACC Championship
1957年 対 サウスカロライナ大(95-75)
1967年 対 DUKE大(82-73)
1968年 対 ノースカロライナ州立大(87-50)
1969年 対 DUKE大(85-74)
1972年 対 メリーランド大(73-64)
1975年 対 ノースカロライナ州立大(70-66)
1977年 対 ヴァージニア大(75-69)
1979年 対 DUKE大(71-63)
1981年 対 メリーランド大(61-60)

1982年 対 ヴァージニア大(47-45)
1989年 対 DUKE大(77-74)
1991年 対 DUKE大(96-74)
1994年 対 ヴァージニア大(73-66)
1997年 対 ノースカロライナ州立大(64-54)
1998年 対 DUKE大(83-68)
2007年 対 ノースカロライナ州立大(89-80)
2008年 対 クレムソン大(86-81)

2010-11 Basketball Carolina(シーズンガイド) P124から引用
向かって左側のショーケース
向かって左側、ACC レギュラーシーズン優勝のショーケースです。
これまでの ACC レギュラーシーズン優勝は27回、そのうち10回はタイ成績の他大学とシェアする結果になりましたが、残り17回は単独首位となりました。

ここには、そのアトランティック・コースト・カンファレンス(ACC)レギュラーシーズンで優勝した年に、活躍した選手のメモラビリアが納められています。
#24のジャージは、All ACC Team や All ACC トーナメントチームに選ばれた、ジョー・ウルフ選手のジャージです。

メディアガイド
更にその中を見ていくと、2種類のメディアガイドがあります。
「Carolina Basketball 83-84」の中央に写っているのは、サム・パーキンス選手です。ACC の賞では、トーナメントMVP など複数受賞しています。そして、偉大なる後輩、ジョーダン選手とNBAで何度となく、ファイナルやカンファレンスファイナルで対戦することになります。

左側に写るのは、1987年のメディアガイドですが、当時のメンバーのサインが入っており、説明には
「1986-87シーズン、ACCでの戦績は14-0で、このチームを率いたのが、ジョー・ウルフ、J.R. リード、ケニー・スミスの3選手だった」とあります。

向かって右側のショーケース
向かって右側のショーケースです。
ACC で表彰された選手達のメモラビリアが納められています。

ACCには、数々の賞(下記)がありますが、それらを受賞した記念品が収められています。特に多いのが、下の ACC Player of the Year 受賞の物です。

ACC コーチ・オブジイヤー
フランク・マクガイア(1957年)
ビル・ガスリッジ(1998年)

ディーン・スミス(1967年,1968年,1971年,1976年,1977年,1979年,1988年,1933年)
ロイ・ウィリアムス(2006年)

ACC アスリート・オブジイヤー
レニー・ローゼンブルース(1957年)
フィル・フォード(1977年,1978年)
アントワン・ジェミソン(1998年)

ACC ルーキーズ・オブジイヤー
サム・パーキンス(1981年)
エド・コタ(1997年)
タイラー・ハンズブロー(2006年)

ACC トーナメントMVP
レニー・ローゼンブルース(1957年)
リー・デドモン(1971年)
ジョン・ケスター(1977年)
ジェイムス・ウォージー(1982年)
ジェリー・スタックハウス(1994年)
ブランダン・ライト(2007年)

ラリー・ミラー(1967年)
ジェイムス・ウォージー(1982年)
ショーン・メイ(2005年)


マイケル・ジョーダン(1982年)
ジョセフ・フォルテ(2000年)
ブランダン・ライト(2007年)


ラリー・ミラー(1967年,1968年)
ボブ・マッカドゥ(1972年)
ダドリー・ブラッドリー(1979年)
J.R.リード(1989年)
シャモンド・ウィリアムス(1997年)
タイラー・ハンズブロー(2008年)

チャールズ・スコット(1970年)
マイケル・ジョーダン(1984年)
タイラー・ハンズブロー(2008年)


J.R.リード(1987年)
マービン・ウィリアムス(2005年)



チャールズ・スコット(1969年)
フィル・フォード(1975年)
サム・パーキンス(1981年)
リック・フォックス(1991年)
アントワン・ジェミソン(1998年)

ACC Player of the Year
これは、ACC Player of the Year を受賞した選手を、動画とパネルで紹介するコーナーです。
この賞を受賞した選手は以下の12名です。

 ACC Player of the Year 
 1957年 レニー・ローゼンブルース
 1958年 ピート・ブレナン
 1960年 リー・シェイファー
 1965年 ビリー・カニングハム
 1967年,1968年 ラリー・ミラー
 1976年 ミッチ・カプチャック
 1978年 フィル・フォード
 1984年 マイケル・ジョーダン
 1998年 アントワン・ジェミソン
 2001年 ジョセフ・フォルテ
 2008年 タイラー・ハンズブロー
 2009年 タイ・ローソン

Honored Jersey 選考の基準
この賞でちょっと気になることは、ランダムギャラリーでお伝えした、画像の Honored Jersey に選ばれる基準でもあることです。

基準としては

 ACC Player of the Year 受賞
 1stまたは2nd のオールアメリカチームに選ばれていること
 NCAAトーナメントMVPを勝利チームとして受賞
 Most Outstanding Player of the NCAA Final 4 の受賞
 オリンピックの金メダリストであること


となっています。
2010年現在で選ばれている選手は下記の通りです。
 2010-11 Basketball Carolina(シーズンガイド) P90から引用

こちらをご覧のあとは、下メニューの「各選手・監督の展示場」をクリックして、このミュージアム最後の展示場へお進み下さい。

Honored jersey
#なし カートライト・カーマイケル 1924年
#2 レイモンド・フェルトン 2006年
#11 ラリーブラウン 1963年
#15 ビンス・カーター 1999年
#22 ヨーク・レイルス 1961年
#24 ウォルター・デイビス 1977年
#30 ラシード・ウォレス 1997年
#32 ビリー・カニングハム 1965年
#34 ボビー・ジョーンズ 1974年
#35 ピート・ブレナン 1958年
#40 トミー・カーンズ 1958年
#42 ブラッド・ドアティ 1986年
#44 ラリー・ミラー 1968年
#00 エリック・モントロス 1994年
#5 タイ・ローソン 2010年
#12 リー・シェイファー 1960年
#21 ミッチ・カプチャック 1976年
#22 ボブ・ルイス 1967年
#30 アル・ウッド 1981年
#31 ビル・チェンバレン 1972年
#32 ラシャッド・マキャンツ 2006年
#34 J.R.リード 1990年
#35 ダグ・モー 1961年
#40 ジョセフ・フォルテ 2003年
#42 ジェリー・スタックハウス 1997年
#44 デニス・ウィシック 1972年
#00 ブレンダン・ヘイウッド 2001年
#8 ジム・ジョーダン 1946年
#13 ジョン・ディロン 1948年
#21 ドナルド・ウィリアムス 1995年
#22 ウェイン・エリントン 2010年
#30 ケニー・スミス 1987年
#31 マイク・オコーレン 1980年
#33 チャールズ・スコット 1970年
#34 ジョージ・リンチ 1993年
#35 ボブ・マッカドゥー 1973年
#41 サム・パーキンス 1984年
#42 ショーン・メイ 2006年
#45 トム・ラガーデ 1977年

● ミュージアム入り口と優勝展示場
● NCAA トーナメント展示場
● 各選手・監督の展示場
以前のノースカロライナ大学旅行記