レプリソーム旅行記 Vol.19 ノースカロライナ大 バスケットボールミュージアム

バスケットボールミュージアムへ
つづき
ディーン・スミスセンターをあとにして外へ出ます。
次の目的地は、カロライナ・バスケットボールミュージアム、このノースカロライナ大学のバスケットボール博物館へと足を運びたいと思います。

アーニー・ウィリアムソンセンター
画像のクリーム色の建物は、アーニー・ウィリアムソン アスレティックセンターと言います。バスケットボールミュージアムは、この中にあります。2008年の1月28日にできました。
建物=博物館ではないのが、日本人の感覚とは若干異なりますが、この建物の1階がミュージアムに該当し、2〜3階は別のコーナーが入っています。

ディーン・スミスセンター内のメモラビリアルームは、ノースカロライナ大学の全アスレチックチーム対象であったのに対し、ここはバスケットボールにのみフォーカスを当てています。

建物に入ると
上のセンター入り口から入ると、画像のような踊り場に出ます。
ミュージアムの入り口です。
取材した時期が12月だったため、画像左側にクリスマスツリーが見えます。リボンやオーナメントが、カロライナブルー(水色)であることが、この大学らしさを際立たせています。

さらに入ると
上のガラスのトビラを開けて入ると、更に次の部屋に進むための入り口とトビラ。
そして、その周りにはいくつか展示物があります。

トビラの上には
トビラの上には、これまでの優勝で勝ち得てきた優勝リング5つがパネルとなって、飾られています(2010年12月現在。NCAAでのバスケットボール優勝創設が1939年のためか、1924年の最初の優勝は含まれていないようです)。

左右のプレートには
画像のトビラ周りですが、左側のプレートには「 This is Carolina 」のタイトルで紹介文が、そして右側のプレートには

 6回の優勝
 18回の Final 4 進出
 27回の ACCレギュラーシーズン優勝
 9名の Hall of Fame を輩出
 11名の National Players of the Year を輩出
 49名の All American を輩出
 17回の ACC Tournament 優勝
 40名のNBAドラフト1巡目選手を輩出

とあります。
それに加え、創設当初からの勝敗数・勝率を比較したデータがあります。通算勝利数・勝率のいずれにおいても、ノースカロライナ大学は2位につけています(下記)。

トビラの向こうは、これまでのノースカロライナ大学の足跡を披露するミニシアターになっており、上映時間およそ5〜6分の内容です。

勝利数によるランキング
 1.ケンタッキー
 2.ノースカロライナ
 3.カンザス
 4.DUKE
 5.シラキュース
 6.テンプル
 7.セントジョーンズNY
 8.UCLA
 9.ノートルダム
 10.ペン
勝利数
2023
2004
2003
1912
1783
1740
1703
1686
1674
1664
負け数
638
720
796
822
811
966
884
744
920
971
勝率
76.0%
73.6%
71.6%
69.9%
68.7%
64.3%
65.8%
69.4%
64.5%
63.1%
年数
107
100
112
105
109
114
103
91
105
110
参加年
1903
1911
1899
1906
1901
1985
1908
1920
1898
1897


勝率によるランキング
1.ケンタッキー
2.ノースカロライナ
3.カンザス
4.UNLV
5.DUKE
6.UCLA
7.シラキュース
8.ウェスタンケンタッキー
9.セントジョーンズNY
10.ルイビル
勝率
76.0%
73.6%
71.6%
71.2%
69.9%
69.4%
68.7%
67.2%
65.8%
65.6%
勝利数
2023
2004
2003
1083
1912
1686
1783
1623
1703
1607
負け数
638
720
796
438
822
744
811
793
884
844
年数
107
100
112
52
105
91
109
91
103
96
参加年
1903
1911
1899
1959
1906
1920
1901
1915
1908
1912

2010-11 Basketball Carolina(シーズンガイド) P92から引用

シアタールーム内
トビラをくぐって、シアタールームに入室すると、中央には丸い少し変わった形のスクリーンが張り出されています。

壁ですが・・・
アニメータでご紹介しているのは、このシアターの壁です。
応援しているファンや、活躍している選手のシーンを捉えたものですが、どこか不思議な形をしています。

上映開始
上映が始まると、大音量のサウンドとともに、歴代のターヒールズの活躍が動画で映し出されます。

Alumni
所々で、その当時を振り返って、卒業生たち(Alumni)がコメントしています。
確認しづらいですが、ジェイムス・ウォージー氏(#52・LAレイカーズ#42)、マイケル・ジョーダン氏(#23・ブルズ #23 #45・ウィザーズ#23)もコメントを寄せています。

変わった形の理由は・・・
そして、なぜスクリーンや壁が、こんな変わった形をしているかというと、こういうことです。
バスケットボールを模したデザインのため、上でご紹介したような形になっています。

ショーケース
シアターを出て、先ほどのプレートなどが飾られていた、入り口へ戻ってきました。
シアターから出て右手には、各メモラビリアが飾られているショーケースがあります(上でご紹介した入り口の画像、トビラの左手です)。
ちょっと中身を見てみましょう。

2005年の記念ボール
右側に写る、革のバスケットボールは2005年の決勝戦で使われていたボールです。その当時の Final 4 のロゴが刻印されています。

その左側に写る、白く小さなボールは、ロイ・ウィリアムス監督をはじめ、2005年の選手達のサインが入った記念ボールです。大きさは、日本でも販売されているサインボールほどの大きさです。

A Fragment of Net
その2つのボールの間に見えているヒモのようなものは、1993年のルイジアナ・スーパードームでの Final 4 で用いられていたゴールネットの一部です。

初優勝のボール
このケースの中で、ひときわ年季の入ったボール。
これはノースカロライナ大が、(NCAA公式記録上) 最初の優勝をした1957年の決勝戦で使われたボールです。

ビリー・カニングハム選手の頃のチームによるものです(同選手は、のちにシクサーズでプレーをし、66-67シーズンには選手として、82-83シーズンには同チームのHCとしてNBAの優勝を経験)。

1993年のボール&ネット
ゴールネットがのせられたボールは、それぞれ1993年の決勝戦で使われた物です。エリック・モントロス選手やジョージ・リンチ選手が在籍していたチームによる優勝です。

その右隣に写るガラスでできたようなトロフィーは、通称コーチトロフィーと呼ばれるもので、 Ntional Association of Basketball Coaches から授与されることから NABCトロフィー、スポンサーの名前から、シーメンス(Siemens)トロフィーとも呼ばれます。

本来は、NABC 内の投票で授与すべきチームを決めるのですが、近年では、選定されるチームが優勝チームであることが多く、優勝トロフィーと思われがちなことから、試合が終わった別の日に記者会見の場で授与されているそうです。

2009年のサインボール
そのコーチトロフィーの足元には、ミシガン州立大学を 89-72 で破って優勝した、2009年チームメンバーのサインが入ったサインボールが置かれています。

通路を進んで奥へ
この博物館には上のような、これまでのターヒールズが残してきたメモラビリアが、数多く展示されているとのこと。

画像の通路を進んで、これからこの博物館の中央部に進んで行きます。

通路の壁には
通路の壁に掛けられた選手のパネルは、(2010年12月現在)現役選手たちの写真です。ギャラリーのように、通路の先まで掛けられています。

最初の展示場
その通路から最初に踏み込むことになる展示場がここです。
これまでの優勝プラーク(1957年・1982年・1993年・2005年・2009年)が飾られています。
ノースカロライナ大の通算優勝回数の5回は、リーグで3番目に多い記録になります(下表:2010年現在)。
こちらにも掲載しております。

NCAA Championships
11回 UCLA
      7回 ケンタッキー大
      5回 ノースカロライナ大
         インディアナ大
      4回 DUKE大
      3回 カンザス大
2回 コネチカット大
   ルイビル大
   ミシガン州立大
   ノースカロライナ州立大
   オクラホマ州立大
   サンフランシスコ大
   フロリダ大

2010-11 Basketball Carolina(シーズンガイド) P96から引用

優勝プラーク&カップ
ショーケースに飾られている優勝プラークです。
月日が流れると、プラークのデザインが変わっているのがわかります。また、NCAAで初優勝した1957年だけ、現在のようなプラークではなく、カップが飾られています。

新たな仕掛けが・・・
かつて、ディーン・スミスセンターでは、こうしたメモラビリアがケース内に陳列されて展示されているだけでしたが、このケースの中では、当時の写真などが飾られている他に、凝った仕掛けがあります。
1982年を例にご紹介。

このケースに観覧者が近づくと、センサーがそれを感知して、優勝したシーズンのハイライトなどを動画と音声で紹介し始めます。左のアニメータは、その一部を再現したものです。
この仕掛けは、1982年以外の各優勝シーズンにも設置されています。

Another Victory
1924年はNCAA公式記録でないためか、このように壁に別途飾られています。画像に茶色い物が見えますが、当時の優勝プラークのようです。
その下には、「1923-24シーズン、ノーマン・シェパード監督が指揮するターヒールズは、カートライト・カーマイケル選手、ジャック・コブ選手といった All American の選手らの活躍により、無敗で勝ち進み(最終結果 26-0)、サザンカンファレンストーナメントでアラバマ大学に、26-18で勝利して、(当時は現在のような優勝決定システムがなかったことから)、Helms Foundation から同シーズンの優勝を認定された」と書かれています。

優勝記念リング
この優勝プラークが飾られている部屋には、もう1つ飾られているものがあります。
優勝記念リングです。計5個飾られています。
説明によると、優勝した各シーズンで National Player of the Year や Final 4 MVP を受賞した選手らが、この展示用として、リングを提供したとあります。

 1957年 - レニー・ローゼンブルース
 1982年 - ジェイムス・ウォージー
 1993年 - ドナルド・ウィリアムス
 2005年 - ショーン・メイ
 2009年 - ウェイン・エリントン

次の展示場への境に
アニメータの2つの画像は、次の部屋への境目に展示されている写真です。
1982年のジョーダン選手のザ・ショット、2005年のレイモンド・フェルトン選手とデロン・ウィリアムス選手(イリノイ大 アーバナ・シャンペーン校)とがマッチアップしている写真が展示されています。

各写真の下には、優勝を決めた時のストラテジーやプレーについて書かれており、ジョーダン選手のショットまでの戦術プロセス、ロイ・ウィリアムス監督の指示とプロセスが書かれています。

それでは次の展示場へ移動します。
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● ミュージアム入り口と優勝展示場
● NCAA トーナメント展示場
● 各選手・監督の展示場
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