レプリソーム旅行記 Vol.12 DUKE大

DUKE大学ってどこ?
サラっとDUKE大学のロケーションをご説明。
ノースカロライナ大学の際にもご紹介しましたが、DUKE大学との距離は直線にして約10kmほどのご近所になります。両校とも、これまでに優秀なNBA選手を輩出した強豪校というのは、みなさんもご存知の通りです。

大学のロゴマーク
みなさん、「DUKE大学のロゴは?」と問われて思い出すのは、どのロゴですか?。
バスケットボールファンとして思い出す物、グッズ中で見た物として思い出されるのは、左側のDのロゴやDとデビルロゴがあわさったロゴではないでしょうか?。
本当の「大学のロゴ」は、一番右の盾のロゴです。トリニティカレッジということもあって、盾の中央には十字架があしらわれています。今回取材して初めて知りました。

なんでブルーデビルズ?
ちょっとここで疑問に思う点が。
トリニティカレッジ、即ちキリスト教に基づいて創設された大学、という意味です。
キリスト教と言えば、神様(イエス・キリスト)を崇める宗教ですが、なぜにその大学のチーム名がデビル(悪魔)なのでしょうか。
― チーム名・ブルーデビルズの起源 ―
 第一次世界大戦時のこと、故郷のフランスアルプスで塹壕戦線を打破したことで有名になった、Chasseurs Alpins(Hunter Alpins)というフランス兵士達がいました。彼らは、青い制服にベレー帽とマントに身を包み、その姿は公正でクリーンなイメージを醸し出していました。「les Diables Bleus(The Blue Devils)」とあだ名される彼らは、その外見とあだ名だけでなく、ユニークな戦術で先の塹壕戦線を打ち破ったことで、その名を知られることになります。

 大戦が終結後、トリニティカレッジ(当時のDUKE大学)では、四半世紀ぶりにフットボールの禁止令が解かれ、1920年に大学対抗のカレッジリーグに参加することになりました。当時は、まだ厳密なチーム名はなく「トリニティ・イレブン」や「ブルー&ホワイト」、「メソジスツ(Methodists)」と呼び名が定まっていませんでした。そこで、1921年の9月に学生新聞のトリニティ・クロニクルは、自分たちのチームが国中で認知されやすくなるように、チーム名募集のキャンペーンを始めました。

 キャンペーン開始と同時に、おびただしい数の名前が寄せられ、クロニクル編集長は「青と白が大学のカラー」というのを基準に、「Blue Titans」、「Blue Eagles」、「Polar Bears」、「Blue Devils」、「Royal Blazes」、「Blue Warriors」の6つを選抜し、投票によって決めることにしました。
が、投票に明確な差がつかないばかりか、トリニティカレッジのアスレチックチーム名の候補へ、「デビル(悪魔)」が挙がったことで物議を醸し出してしまい、結局決まることなく、フットボールチームはそのシーズン中は名無しで過ごすことになりました。

 翌年、1923年度のキャンパスリーダー達が集い、アスレチックチームの名前を決定することを決意します。更に、2つの学生新聞、The ArchiveとThe Chanticleerに、決定した名前を彼らが売り込むよう約束を取り付けました。
その結果、トリニティ・クロニクルの編集長、ウィリアム・ランダーと管理編集者のマイク・ブラッドショウが、1922-23年度からアスレチックチームをBlue Devilsと呼び始めました。
特に、この年度の学年は、第一次世界大戦後、最初の入学生であり、学生の中に沢山の復員兵がいたため、つまり学生の多くがあのフランス兵隊、本物のブルーデビルズを知っていたため、前回のような反論は、大学当局からさえも起こりませんでした。

 しかしながら、この名前はすぐに浸透したわけではありませんでした。
最初の年は、学生新聞もチアリーダー達もこの名前を使わず、特に学生新聞のThe Chanticleerは、この名称を選択したことをからかう有様でした。
現在では、「DUKE=ブルーデビルズ」の構図がすぐに浮かびますが、これはクロニクルのメンバー達が、繰り返し使い続けることで次第に浸透した結果になります。いただいた資料によると、「質問者の方は、一様にBlue Devilの起源が宗教ではなく、軍隊と愛国心からきていることに驚かれます」と大学では紹介しています。ブルーデビルズと名づけられたいきさつには、こんな経緯がありました。

ACC
ノースカロライナ大学をご紹介した際、ACCというカンファレンスとその構成大学と出身選手の豪華さにふれましたが、今回はACC50周年記念ということで選出された、ACC Best50をお知らせします。
1〜50までの通し番号は、当サイト独自に設けたものですが、大学ごとに在籍順にて名前を掲載しております。
1.アート・ヘイマン
2.ジェフ・マリンズ
3.マイク・グミンスキー
4.ジョニー・ドーキンス
5.ダニー・フェリー
6.クリスチャン・レイトナー
7.ボビー・ハーリー
8.グラント・ヒル
9.エルトン・ブランド
10.シェーン・バティエ
11.ジェイソン・ウィリアムス
7.ボビー・ハーリー
8.グラント・ヒル
9.エルトン・ブランド
10.シェーン・バティエ
11.ジェイソン・ウィリアムス

12.レニー・ローゼンブルス
13.ビリー・カニングハム
14.ラリー・ミラー
15.チャールズ・スコット
16.ボビー・ジョーンズ
17.ウォルター・デイビス
18.フィル・フォード
19.ジェイムス・ウォージー
20.サム・パーキンス
21.マイケル・ジョーダン
22.ブラッド・ドアティ
23.アントワン・ジェミソン
18.フィル・フォード
19.ジェイムス・ウォージー
20.サム・パーキンス
21.マイケル・ジョーダン
22.ブラッド・ドアティ
23.アントワン・ジェミソン

24.レン・エルモア
25.トム・マクミレン
26.ジョン・ルーカス
27.アルバート・キング
28.バック・ウィリアムス
29.レン・バイアス
30.ジョー・スミス
31.ジュワン・ディクソン
28.バック・ウィリアムス
29.レン・バイアス
30.ジョー・スミス
31.ジュワン・ディクソン

32.ディッキーヘムリック
33.レン・チャペル
34.チャールズ・デイビス
35.ランドルフ・チルドレス
36.ティム・ダンカン
35.ランドルフ・チルドレス
36.ティム・ダンカン

37.マーク・プライス
38.デニス・スコット
39.ケニー・アンダーソン
40.マット・ハープリング
39.ケニー・アンダーソン
40.マット・ハープリング

41.ロン・シャフリック
42.トム・バーレソン
43.デビッド・トンプソン
44.ロドニー・モンロー
43.デビッド・トンプソン
44.ロドニー・モンロー

45.バリー・パークヒル
46.ジェフ・ランプ
47.ラルフ・サンプソン
47.ラルフ・サンプソン

48.ウェイン・ロリンズ
49.ホーレス・グラント
49.ホーレス・グラント

50.ジョン・ロック

駐車
まずは車を駐車します。
DUKE大学では、駐車時間に応じた料金をチケット販売機で支払い、発行されたパーキングチケットを、車のウィンドウに貼っておくシステムです。
と、その駐車場の外灯です。大学のバナーが掲げられています。先ほどご紹介した大学の公式ロゴです。

アリーナへ
駐車場から歩いて校舎を抜け、アリーナへ進みます。


      
アリーナの壁面
アリーナの側面の壁です。1〜2mおきに何か付けられています(画像)。
よく見てみると、大学の公式ロゴです(画像)。とても芸が細かいです。


      
背後には
アリーナ入り口の背面には、陸上用(?)のスタジアムです。
左の画像からおわかりの通り、車がこの大きさにして、この広さです。

キャメロン・インドア・スタジアム
やってきました。
DUKE大学のホームコート、キャメロン・インドア・スタジアム(Cameron Indoor Stadium)です。
入り口は、画像中のトラックが停められているところなのですが、アリーナと言われても、あまりピンと来ません。まるで、大きなお屋敷のような佇まいです。

中に入ると
入り口をくぐると、簡素な風景が目に飛び込んできました。
ミシガン州立大学ノースカロライナ大学と違って、入り口から「ここがアリーナです」という強い自己主張はあまり感じられず、きわめてシンプルです。

特に、同じ州にある強豪校のノースカロライナ大学と比べると、強い点では同じですが、出身選手の顔ぶれやこうした施設の造りを見ると、DUKE大学の方が控え目のように感じられます。

男子バスケットボールチーム
バスケットボール・ブルーデビルズ、2005-2006男子チームです。

スタジアムスタッフ
右手の壁には、このアリーナを運営するスタッフのネームプレートが貼られています。
上の男子チーム紹介の反対側の壁にあります。


      
Cameron Crazies
DUKE大学を初めて訪れたのは、2003年の1月だったのですが、実は当時からずっとわからず気になっていた言葉がありました。『Cameron Crazies』という言葉です。
の画像は、当サイトで見た方もおられると思います。当時、思わずデザインだけで買い付けを決めた物です。ただ、わからないのは胸にプリントされている文字。DUKEの文字やロゴではなく、この言葉。「狂ったキャメロン?(これはCrazy Cameronですが)」、「キャメロンは狂ってしまった?」。
大学内に入ると、この言葉を、しばしば目にし、このアリーナの名前が「Cameron Indoor Stadium」です。答えはここにあるのではないかと思い、ここのスタッフに聞いてみることに。
すると、答えは至ってシンプル。

Cameronというのは、かつての偉大なバスケットボールコーチ、EDMUND M. ("EDDIE") CAMERON氏の名前で、それにちなんでアリーナは「Cameron Indoor Stadium」と名付けられました。そして、「Cameron Crazies」というのは、
このアリーナで(試合に)夢中になっている人達」という意味です。
形容詞であるはずのCrazyが複数形になっていたのは、このためでした。どうやら私は、元キングスだったジェイソン・ウィリアムス選手の腕にあるタトゥと同じ勘違いをしていたようです。このCrazyはMad(狂った)という意味ではなく、I am crazy for you(あなたに夢中)と同じ使われ方でした。
そこで、上のTシャツを着ていると、「Cameron Craziesの一員ということになる」と説明をいただきました(これは大学のセールストークだと思いますが)。

スタートです
さぁ、ここからがスタートです。
階段を上って、スタジアム・コート・大学ホールオブフェイムに向かいます。下のナビゲーションバーからご覧になりたい場所をクリックタップして下さい。

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