レプリソーム旅行記 Vol.17 コネチカット大学

Husky
パビリオンから移動中、公園らしきものを見つけました。その中には・・・コネチカット・ハスキーのマスコット、ハスキー犬の像です。

あまり知られていませんが、この犬には名前があり、「ジョナサン」といいます。コネチカット州出身で、イギリスから知事に任命されながらも、アメリカ独立戦争の際、アメリカ側を支持し、戦争後も知事であり続けた、ジョナサン・トランブル(Jonathan Trumbull :1710-1785年)にあやかって、名づけられています。

このハスキー犬がマスコットになったのは、1935年からのことで、同年の初代から数え、ジョナサンU世、V世・・・と●世で代々呼ばれ、2001年時点で12世まで継代されています。それまでは、同大学の前身が、コネチカット・農業カレッジ(Connecticut Agricultural College)で、C.A.C. アギーズというチーム名でした。

J. Robert Donnelly
Husky Heritage Sports Museumへ
歩くこと15分。見えてきました、この建物です。
画像の建物の名は UConn Alumni Center といい、このセンター内に、J.ロバート・ドネリー ハスキー ヘリテージ スポーツ博物館があります。

この建物の名前は、J.ロバート・ドネリー氏(1937-1941年卒業。 2005年9年26日没 87歳)に由来し、在学中は、フットボールとバスケットボール、2競技のスター選手で、1940年には両チームのキャプテンを務めました。

Museum と Alumuni Center
日本で、「Museum、博物館」というと、1つの建物に対して、1つのテーマであることが多いですが、アメリカの場合は、建物内に複数のカテゴリーないし、コンテンツが納められていることが多く、日本人の感覚では、●●デパート、食品コーナー、衣類コーナーのように、「コーナー」というミュアンスが最も近いのではないかと思います。

ハスキー犬
入り口前の広場には、コネチカット大学のマスコットのハスキー犬が描かれています。

コネチカット大学のマスコットとして有名なのは、soft bank の犬のお父さんのような、真っ白のハスキー犬ですが、初代の犬はブラック×ホワイトの子犬でした。
また、12世まで辿りつくまでに、交通事故による夭折や、大観衆を前に縮こまってしまうほどのデリケートさによって、引退を余儀なくされたハスキー犬もいました。

その周りには
上のハスキー犬の周りには、卒業生や学生達の名前を刻んだブロックが、広場の一部として埋め込まれています。
フィラデルフィアでも見ましたが、アメリカではよく目にする文化です。

入館します
センターに入館すると、いきなり目に飛び込んできたのは、ホールの入り口です。逆光で見づらいですが、アニメータ2枚目の画像の通り、下のフロアはホール(Alumuni Hall)になっており、これが Alumuni Center という名の所以なのでしょう。

この取材の日は使用中でした。
お邪魔をしないうちに退散します。

右手は通路です
ホール入り口の右手を見ると、通路になっています。
その中央には、何か収めたテーブルのようなものがあります。
見てみましょう。

ケースの中は
ケースの中には、構内での活動や、卒業生の構外ネットワークを描いたものが飾られています。

その中で目を引いたのは、岩を大学カラーであるブルーに塗り上げ、その上にメッセージやスローガンを書くという活動記録と、その時に使われたハケが収められていたことです。また、さきほどの広場に埋め込まれていたブロックのサンプルも飾られています。

壁のケースには
また、壁に埋め込まれたケースには、開発当時の大学敷地の航空写真、大学の発展に寄与した学生やスタッフのネームプレート、その当時の催事の写真や記念品などが収められています。

こちらのケースには
こちらのケースには、種目を問わず、アスレチックチームのウェアやユニフォーム、ジャージなどが収納されています。

地下1階
それでは、Alumuni Center の散策はこれまでにして、画像に見えます、手すりにそって下のフロアに降ります。
地下1階が博物館です。

犬の絵
階段を降りようとすると、その手前にあった、ハスキー犬の絵が迎えてくれます。
日本人にとっては、犬の横にバスケットボールよりも携帯電話の方がシックリ?。

National Champions Gallery
メインコーナー手前の階段からすでに、
University of Connecticut National Champions Gallery
という掲載コーナーになります。

階段周りの壁に、種目を問わず、これまでに優秀な戦績を残したハスキー(チーム)の戦果と写真を、飾ってあります。

14 National Champions
パビリオンで見た通り、最も優勝回数が多いのは、女子バスケットボールチームの7回ですが、次いで多いのは、男子サッカーの3回です。その次に多いのは、男子バスケットボールと女子フィールドホッケーの各々2回です。
2010年時点で、14回の優勝が成し遂げられています。

1948年 NSCAA 男子サッカー
1981年 NCAA 女子フィールドホッケー
     NCAA 男子サッカー
1985年 NCAA 女子フィールドホッケー
1995年 NCAA 女子バスケットボール
1999年 NCAA 男子バスケットボール
2000年 NCAA 女子バスケットボール
     NCAA 男子サッカー
2002年 NCAA 女子バスケットボール
2003年 NCAA 女子バスケットボール
2004年 NCAA 男子バスケットボール
     NCAA 女子バスケットボール
2009年 NCAA 女子バスケットボール
2010年 NCAA 女子バスケットボール

階段の先には
階段を下りた先にこんなテーブルが。
卓上のパンフレットと資料をいただいていきます。

逆側には
テーブルの逆側には、女子フィールドホッケーと男子サッカーチームの戦歴を書いたポスターや記念品が収められております。

ここからです
まるで背の高い門ですが、ここからが博物館のメインになります。

入室
入室すると、この風景です。
ここでも種目を問わず、優秀なチームや選手の戦績を飾っています。右手前には、ハスキー犬の像が見えます。

All American
壁には、All American に選ばれた選手たちのリストが掲げられています。2010年時点での男子バスケットボールについては、以下の通りですが、リストのうちので示した箇所です。他の種目に比べ、ちょっと少ないのが残念なところです。
ここでも、ブルー×ホワイト×レッドのトリコロールカラーによる掲示と、そのこだわりが見受けられます。

 ドニエル・マーシャル (1993-94)
 レイ・アレン (1994-95,1995-96)
 リチャード・ハミルトン (1997-98,1998-99)
 カロン・バトラー (2001-2002)
 エメカ・オカフォー (2002-03,2003-04)
 ルディ・ゲイ (2005-06)
 A.J.プライス (2007-08)
 ハシーム・サビート (2008-09)

タテ長のケース
タテ長のケースには、各種目の色々な記念品が収められています。もちろんバスケットボールもあります。

天井からは
天井からは、各種目で活躍し、All American た選ばれた選手らを描いた、バナーが吊るされております。
男子バスケットボールでは、 リチャード・ハミルトン選手、レイ・アレン選手、ドニエル・マーシャル選手が見受けられます。

2004年の優勝
2004年の優勝は、単なる優勝ではなく、バスケットボール男子・女子ともに優勝した年でした。
このケースの中には、当時のスポイラー紙(Sports Illustrated)で、表紙がオカフォー選手のもの、Taurasi選手のもの計2冊が奥に飾られています。
手前の左右に置いてある書籍は、特に説明はありませんが、当時のトーナメントガイドのようです。
画像中央に見える白い物は、男子・女子の同時優勝を記念して作られた、記念Tシャツです。
その他にも、木でできた記念ボール、記念コインなどが収められています。

こちらは
こちらは、さきほどのスポイラー誌を表紙を引き伸ばした物の他に、フットボールのハスキーの活躍や、スタジアムオープンなど、記念すべき出来事を収めた写真などが飾られています。

中心選手
上の画像のすぐ脇のケース内です。
ここでは、2004年優勝チームの中心選手だった、オカフォー選手(男子)、Taurasi選手(女子)の2選手にスポットを当てています。

奥には両選手のジャージ、手前には、先ほども目にした、2冊のスポイラー誌に、各々、銀色のインクでサインがされています。表紙の2選手のものと思われます。
見づらいですが、キャップにはチームのロゴの他に、選手のジャージの形をしたパッチワークが縫い付けられています。

男子バスケットボール
こちらが男子バスケットボールのコーナーです。
ジャージやボール、写真など色々なものが飾られています。
見てみましょう。

600勝
画像のボールは、ジム・カルホーン監督の600勝記念ボールです。
2001年11月19日に行なわれた、対ヴァンダービルト大学戦(スコア 84-71)でのことです。

写真
手前の横長の写真は、後でも登場しますが、99年の優勝メンバーの写真です。

奥の写真は、カルホーン監督がその時のゴールネットを切り取っている様子を収めたものです(NCAAでは、優勝時のゴールネットを切り取る習慣があります)。

別の角度から
カルホーン監督がゴールネットを切り取っている様子を、別の角度から捉えたものです。

2回のBig East Player of the Year
画像は、1999年優勝メディアガイドの表紙のようで、写っているのはリチャード・ハミルトン選手です。
珍しく、ダンクのシーンです。
「2回のBig East Player of the Year を受賞」と紹介されています。

初の All American
写真の中で、両腕をあげて喜んでいるのは、ドニエル・マーシャル選手です。
ここでは、コネチカット大初の All American として紹介されています。

2回受賞
ダンクを披露しているのは、レイ・アレン選手です。
ここでは、 All American 2回受賞した大学初の選手として紹介されています。

左隣のスポイラー誌でドリブルシーンを見せているのは、当時のエルアミン選手です。

ビデオ
こちらもレイ・アレン選手で、画像は当時のビデオテープです。
ドリブルでドライブするポーズが、今も変わりません。

同選手の在籍時には、特に優勝もなく、ビデオの副題に「An Illustrated History」とありますので、All American 2回受賞など、記念事象をきっかけに作られた記念ビデオのように思われます。

St. Petersburg Times
画像は、セントピーターズバーグタイムスという新聞です(1999年決勝戦は、セントピーターズバーグで行なわれました)。
77-74で、 DUKE大学 を破ったと書かれています。同記事の写真には、カルホーン監督と強く抱き合う、ハミルトン選手の後姿が写っています。

記念飲料
ノースカロライナ大学優勝時も、 のような記念ソーダが発売されましたが、スポンサーとしてのつながりからか、アメリカでは記念飲料が発売されるようです。

画像は、1999年の優勝を記念して発売されたコカ・コーラです。

記念の品々
奥に、1999年優勝記念のペナント、レイ・アレン、ハミルトン、2選手のジャージが見えます。

手前に写っているボールとネットは、特に説明はありませんが、カルホーン監督が切り取っていたネットと、その試合で使用したボールと思われます。

Final 4 MVP
写真は、ハミルトン選手です。
NBAで見せる、あの特徴的なシュートフォームはこの頃からのようです。ちなみに、シュートブロックに跳んでいるのは、DUKE時代のエルトン・ブランド選手、そして#31の背中を見せているのは、シェーン・バティエ選手です。

ここでは、 All American に選出された旨のほかに、1999年 Final 4 のMVPとして紹介されています。

限定記念ボール
こちらは、1999年優勝記念ボールです。
決勝戦の最終スコア(77-74)の他に、小さく、10000個の限定個数作られたとあります。

ビデオ2
こちらは、「Husky Mania! Connecticut's 1989-90 Championship Season」と書かれたビデオテープです。

1989-90年に初めて成し遂げた、Big East カンファレンストーナメント、レギュラーシーズン優勝を記念してのビデオのようです。

シューズ
写真は、ジェイク・ポスクール選手のシューズです。サイズは17、上の画像で見比べるとわかりますが、バスケットボールの直径より長いです。

シューズには、手書きで「Jake #43 UConn #1」と書かれています。

1990年
1990年は、ハスキーバスケットボールチームにとって特別な年でした。
まず、同年1月にホームアリーナである、パビリオンが完成しました。画像中央は、そのミニチュアです。

また、初のBig East カンファレンス、レギュラーシーズン優勝、同トーナメント優勝を果たした年でもありました。
画像中、左側に写っている時計は、それを記念して作られたもので、金色の文字盤には「BIG EAST」と書かれています。

ここにも
こちらにも、2004年の男女同時優勝に関する記念品が収められています。

先ほどと同じスポイラー誌やキャップの他、オカフォー選手のアウェイジャージ、優勝リングが飾られています(
ただ、内部照明がついていないことと、逆光のため撮影できませんでした)。

Connecticut Basketball Rotunda
ここは、Connecticut Basketball Rotunda というコーナーです。Rotunda(円形の建物) の名の通り、円形の部屋です。

実は、この博物館の造りは「」の字のようになっており、今までは下の○の箇所を見て歩いていました。
左画像の部屋は、上の○に相当する場所です。

振り返ると
振り返ると、入り口だ見えます。
こんな感じです。
画像中央に写る、奥の薄暗い場所が、今までご紹介してきた所です。

「8」の文字のつなぎ目に相当します。

 

見渡すと
中を見渡すと、男子・女子選手、監督、チームなどバスケットボールのカテゴリーに絞り、今まで見たスポイラー誌の表紙をのばしたパネル、Basketball Hall of Fame に選ばれた監督のパネルなど、色々飾られています。

パンフレットには、All Century Palyer 25名の写真があるそうですが、本日はすでに片付けられてしまっているようです。残念ながら見当たりません。
このAll Century Palyer を決める2000-2001シーズンに、ファンからの投票トップだったことから、レイ・アレン選手がこのチームのキャプテンとされています。
選出された選手は、以下の通りです。

ガード
 レイ・アレン (1993-96)
 ウェス・ビアロスクニア (1964-67)
 カリッド・エルアミン (1997-2000)
 テイト・ジョージ (1986-90)
 リチャード・ハミルトン (1996-99)
 アール・ケリー (1982-86)
 リッキー・ムーア (1995-99)
 ケビン・オリー (1991-95)
 ドーロン・シェファー (1993-96)
 クリス・スミス (1988-92)

フォワード
 スコット・バレル (1989-93)
 ケビン・フリーマン (1996-2000)
 トニー・ハンソン (1973-77)
 ナダフ・ヘネフェルド (1989-90)
 ドニー・マーシャル (1991-95)
 ドニエル・マーシャル (1991-94)
 クリフォード・ロビンソン (1985-89)
 コーニー・トンプソン (1978-82)
 ヴィン・ヨカバスカス (1949-52)

センター
 ビル・コーリー (1965-68)
 ウォルト・ドローポ (1942-47)
 トビー・キムボール (1962-65)
 トラビス・ナイト (1992-96)
 アート・クィンビー (1951-55)
 ジェイク・ポスクール (1996-2000)

優勝トロフィー
1999年優勝トロフィーが収められたケースがあります。
見てみましょう。

記念撮影
ケースの中には、トロフィーの他にも当時の写真などが飾られています。
画像は、選手達の格好からすると、ロッカールームでの記念撮影のようです。メンバー中央に、ハミルトン選手の姿が見えます(画像右下に拡大)。

記念撮影2
こちらも同優勝メンバーの写真ですが、大学のパンフレットにも掲載されている公式のものです。
後列、左から3番目が、さきほどシューズを紹介したボスクール選手、中央の監督から右へ2つ目が、ハミルトン選手です(画像右下に拡大)。

Ring & Ticket
トロフィーの足元には、試合のチケットと優勝リングが置かれています。

他にも
その他にも、当時のスプイラー誌、優勝記念ボール、Final 4 のガイドと思われる書籍が置かれています。

優勝トロフィー2
2004年優勝トロフィーがあります。
こちらも見てみます。

2004年優勝メンバー
画像は公式用に撮影された、2004年の優勝メンバーです。
後列の中央には、チャーリー・ビラヌエバ選手、オカフォー選手の姿が見えます。
また、前列中央の監督から左へ2つ目の選手は、ベン・ゴードン選手です(画像右下に拡大)。

The Road to San Antonio
こちらは、「The Road to San Antonio」という書籍です(この年の開催地はサン・アントニオ)。
表紙は、ゴールネットを切り取っているオカフォー選手です。

Ring & Ticket 2
優勝リングと、当時の試合チケットです。
開催場所がサン・アントニオのためか、チケットのFinal 4 のロゴには、アラモの砦を思わせるシルエットが入っています。

カラーリング
他にも、トロフィーの周囲には、優勝記念ボール(Final 4 のロゴを中心に、82-73でジョージア工科大を破ったスコアがプリントされています)、優勝キャップ、そして優勝Tシャツが飾られています。

特に、Tシャツをご覧下さい。
プリントされた文字のカラーリングが、開催地のサン・アントニオのカラーリング、ブラック×シルバーです。
また、パビリオンでも見たように、Final 4 のロゴは毎年デザインが変わっているのがわかります。
こうしたちょっとしたことも、飽きさせない工夫かも知れません。

パネル
そして、さっきから気になる選手のパネル・・・レイ・アレン選手です。
175cmの私より少しばかり高いだけなので、等身大ではないようです。ネイビー色(公式にはブルー)のジャージに身を包んだ、同選手の姿は珍しく、新鮮です。

パネルの下には
パネルの下には、色の異なるパイプイスが8つ並んでいます。
いずれのイスにも、各シーズンのFinal 4 のロゴが入っており、通常の観客席にパイプイスを使わないことを考えると、選手や監督がコート脇で使用しているイスではないでしょうか。

更に下には
バスケットコートが描かれたフローリングです。
画像からはよく見えませんが、コート短軸の脇には「Final Four」と、そして長軸の脇には、「St. Petersburg」と、1999年ファイナル会場の地名が書かれています。

特に説明などはありませんが、その時のアリーナのフローリングから作ったものでしょうか?(実際に、記念すべき試合や、アリーナ最後の試合で使用したフローリングを、記念に保存する習慣があります)。

例外なく
目線を上にあげて・・・パビリオンでもそうでしたが、華々しいキャリアを持って目立っているのは、7回の優勝経験がある女子バスケットボールで、それはここも例外ではありませんでした。
画像の通り、7つの優勝のうち、5つのトロフィーが飾られています。

同じく
男子の場合と同じく、トロフィーとその足下には、当時のチケットとリングが飾られています。

ケースの下には
数が多いため、アニメータでご覧下さい。
1995年をスタートに、2004年まであります。
このトロフィーを収納しているケースには、下にも収納スペースがあり、当時の記念品が収められています。

2009年
少し離れたところに、2009年のトロフィーが飾られています。
残念ながら、2010年のトロフィーは飾られていませんでした。

Connecticut Basketball Rotunda はここで終了です。
戻ります。

歴史に
Connecticut Basketball Rotunda を出て、男子バスケットボールのコーナーに戻ります。

1999年・2004年の物は、すでに見尽くしてしまったのですが、コネチカット大学ハスキーのこれまでの歴史にも目を向けてみたいと思います。

Connecticut Basketball Illustrated
こちらでは、1990年に起きた出来事を関連づけて紹介しています。
1つは、ジム・カルホーン監督が、同年に College Basketball National Coach of the Year に選ばれ、もう1つはガンペルパビリオンが完成したことです。

画像中、単独で写っているのは、当時のカルホーン監督です。
また、コネチカット・バスケットボール・イラストレイテッドの表紙に、完成したパビリオンを背景に写っている3名は、中央がカルホーン監督、右側がco キャプテンのスティーブ・ピキール選手、左側が同じくco キャプテンのテイト・ジョージ選手です。

King & Gamble
こちらの写真は、1988年のNIT トーナメントで優勝した時の模様を撮影したものです。
場所は、マジソンスクウェアガーデン、オハイオ州立大学を72-67で破っての優勝でした。

画像中、ゴールボードに腰掛けて、左に写っているのは、ジェフ・キング選手(#40)、右に写っているのはこの大会のMVP、フィル・ギャンブル選手です。

3年連続
画像は、1995-96シーズンに3年連続で、Big East カンファレンスレギュラーシーズン優勝を祝った写真です。
ジョージタウン大学を相手に、残り13秒でバランスを崩しながらも、シュートを決めたレイ・アレン選手が、Big East Player of the Year に選ばれたとあります。

Buzzer Beater
こちらは、1990年3月22日の対クレムソン大学戦でのブザービーターのシーンです。
写真に写る、テイト・ジョージ選手が放ったブザービーターが決まり、71-70でコネチカット大が勝利しました。
この活躍によって、Sweet 16 の戦績を残すことができ、これまで地方の名も無き大学だった、コネチカット大学を、その名がアメリカ全土へ知れ渡ることとなった、とあります。

First in Big East
画像の選手たちは、初めてBig East カンファレンスのシーズン優勝とトーナメント優勝を成し遂げた、1989-90シーズンのメンバーです。

Yankee Conference Co-Champions
この写真は、1969-70 シーズンに、ヤンキーカンファレンスで準優勝した当時のメンバーです。
まだこの頃は、ピチピチのジャージにショーツ、そしてハイソックスと時代を思わせます。

Shabel & Carlson
ハスキーの監督というと、ついカルホーン監督とアウリーマ監督に話がいきがちですが、彼らの他にも、ハスキーを支えた監督らがいました。

右に写るのは、フレッド・シェイベル元監督、1963年・64年・66年・67年の計4年間、監督を務めました。

左に写るのは、バー・カールソン元監督、3年間、シェイベル監督のもとで、アシスタントコーチを務め、1967-68、1968-69の2シーズン監督を務めました。
また、1950年代の初頭当時、同監督はUConnのスター選手でした。

Rowe
写真の人物は、UConn Huskies of Honorsに選ばれた、ディー・ロウ監督です。1969年に就任し、8年間で120勝しました。

興味をひいたのは、写真の左側に写る長い説明文です。1901年の1月に、アスレチック担当の教授、T.D.ノールズ氏からの許可を経て、バスケットボールチームが創立されました。1910年には「コネチカット・アギーズ(Connecticut Aggies)」として認知を得たことや、監督の変遷など1962-63シーズンまでの記録が書かれています。

※当時、大学がまだ Connecticut Agricultual Collegeだったため。

更に
更に横へ移動して、1つ1つ見て行きたいと思います。

3 Sports-Star
写真に写っているのは、コーネリアスことコニー・ドナヒュー選手です。上の画像中、大きくCの文字が入ったブルーのセーターの持ち主です。

同選手は、フットボール、バスケットボール、ベースボールの3種目のスター選手で、1933-34シーズンは、バスケットボールのキャプテンを務めていました。

卒業後、トリントン高校で監督とアスレチックディレクターを務めているとあります。

10連続
この写真の説明には、1950-51シーズンから先10年間連続で、ヤンキーカンファレンス優勝を成し遂げた、とあります。写っているのは、その当時のメンバーのようです。

見づらいと思いますが、選手の格好に興味をそそられます。
半そでTシャツに、ラバープリントかパッチワークによる背番号やチーム名、現在のネーム&ナンバーTシャツのようです。
そして、もう1つ特徴的なのは、ショーツのウェスト周りに、いかついベルトをしていることです。
かなり重々しく見えます。

初の Elite 8
画像は、1963-64シーズンのメンバーです。
このシーズンでは、ヤンキーカンファレンスで優勝し、NCAAトーナメントでも、Elite 8 まで初めて勝ち進みました。
特に後者においては、テンプル大を破り、対プリンストン大戦では、ドム・パーノ選手が残り数秒で、対戦相手であるビル・ブラッドリー選手からボールをスティールし、52-50で勝利したとあります。

レイ・アレン選手の紹介でもあった通り、「残り●秒で放ったシュートが決まり・・・」というフレーズを、よく耳にします。これまで、かなり土壇場・修羅場を制してきたチームという印象が深まります。

All New England Conference 1st team
All New England Conference 1st team に選ばれた1939-40シーズンの3名、この博物館の名前の主、ロバート・ドネリー選手(中央)、ジョニー・Yusievicz選手(左 #14)、ハーブ・ピターソン選手(右 #16)です。

Francis Quinn
写真の選手は、フランシス・クイン選手です。
ウェストのベルトについ視線が行きます。

1956年から、5年連続でUConnはNCAAトーナメントに出場しますが、同選手も当時の一員で1956-57シーズンにはキャプテンを務めたと紹介されています。

初代のチーム
この写真の選手達は、1901-02シーズンのチームのメンバーです。つまり、コネチカット大学の初代のチームになります。

中央の選手が持つボールに1901と書かれていますが、当時は1901年、まだこの頃は、大学名はUConnではなく、 Connecticut Agricultual College(コネチカット農業カレッジ) で、チーム名はConnecticut Aggies(コネチカット・アギーズ)でした。
100年以上前の コネチカット大 男子バスケットボールチームメンバーということになります。

ジャージの変遷
こちらの写真には、1903-04シーズンのメンバーとしか説明がありませんが、上の画像のチームから、2年後のチームです。

ロングスリーブの上がタンクトップになり、ロングパンツになっています。 Hall of Fame でもご紹介した通り、バスケットボールのジャージの変遷を感じさせます。

初のスター登場
画像中央でボールを持っている選手、ルイ・アルビオン・アレクサンダー選手は、大学初のスター選手と言われており、1921-22シーズンにはキャプテンを務めた、とあります。

同シーズン、チームは15-4のシーズン成績を残し、ニューイングランドで好チームとして知られます。

記念のボール
このボールは、1941年2月22日の対ロードアイランド大学戦で使用したボールです。
ボブ(ロバート)・ドネリー選手の得点が決まり、勝利が決定・確信すると同時に観衆がドッと押し寄せ、これまでにない活況・盛況を呈した、とあります。

※英語圏ではボブ(Bob)はロバート(Robert)の愛称です。

Palestra Illustrated
パビリオンでも目にしましたが、画像の右側に写るのは、ヒュー・グリアー監督です。1947〜1963年の17年間にわたって監督を務め、286-112の成績を残しました。

左に写るのは、「Palestra Illustrated(1956年3月16日号)」という雑誌で、当時の価格で、25セント。
コネチカット大学、テンプル大、ダートマス大、カニシウス大を特集したものです。
表紙の左側に写るのは、テンプル大のガイ・ロジャース選手、右側に写る2人は、ダートマス大のキャプテンと監督、トビー・ジュリアン、ドギー・ジュリアン親子です。

トーナメントガイド
画像の3冊の本は、1957年(左)、1956年(中央)NCAAトーナメントのガイドです。当時の価格で、各々35セント、25セントで販売されていました。

1957年
 コネチカット大 vs シラキュース大
 ウェスト ヴァージニア大 vs カニシウス大
 ノースカロライナ大 vs イェール大

1956年
 コネチカット大 vs マンハッタン大
 ウェスト ヴァージニア大 vs ダートマス大

入りきらず・・・
過去の男子バスケットボールチームの活躍が多いためか、ケースに収まりきらず、他のケース横に掲示されています。

女子チームのコーナー
こちらは女子バスケットボールチームのコーナーです。
7回の優勝を成し遂げているだけあって、記念品も数多く飾られています。

試合で使用したボールなどの他に、大学で記念に作られたと思われるバナーなども掲示されています。

2009年優勝
こちらは、女子2009年優勝のコーナーです。
トロフィーやボールなど公式に授与される物のほかに、これまでの優勝年をプリントした市販されたTシャツなども飾られています。

出口への階段
出口へつづく、のぼり階段では、オカフォー選手・ゴードン選手、女子バスケットボールのダイアナ・タウラージ選手、フットボールのダン・オロフスキー選手のポスターが送り出してくれます。

最後に
最後に、右の画像は博物館を案内していただいた、Ms Debra Crary氏から、おみやげとして頂戴したものです。
この場をお借りして、同氏に数々のご親切・ご好意を賜りましたこと、厚くお礼申し上げます。

書類フォルダ、ペン、パッチワークにステッカーなど、商品としてはありふれたカテゴリーの物ばかりですが、突然の来訪者に対するご親切とお心遣いは、物の価値には換えられません。
今でも、これらを見ると、その時の親切にされたことを思い出します(いくら私がグッズ屋でも、こればかりはお譲りできません)。

大好きだった選手のジャージを見ると、当時のことや自分を思い出すなど、物の価値というのは、レプリカやスウィングマンといった市場価値だけでなく、こういうところにもあるのかも知れません。

レプリソーム創業から10年目を迎え、アメリカに通い慣れてきてはいますが、こうしたグッズや、その土地でしか入手できないジャージを目にして、ときめく気持ちをこれからも大事にしたいと思います。

下のメニューから、ご覧になりたい場所をクリックして進んで下さい。ハスキーマークをクリックすると、Topページに戻ります(本店・他の旅行記のリンクがあります)。

おまけ

 駐車場からパビリオンへ向かう途中出くわした、何かと「UConn(ユーコーン)」と連呼する不思議な一群。
何のご縁か、博物館からの帰り道でも遭遇しました。私が向かう方向から歩いてきます。
私とすれちがいざまに、その瞬間、誰かがペンを落とします。

 「あの、落としましたよ」と言うと、少年達が先頭を歩いている引率係の女性に取り次いでくれました。
すると落とし主はその引率の女性で、私に一言お礼を述べ、ペンを受け取っても、なぜか私の顔をじっと覗き込むように見ています。
内心、(東洋人が珍しいのかな)と思っていると、

 「どうもありがとう。あの、旅行者の方ですか?」と尋ねます。
 「ええ、そうですが・・・?」と答えると、ますます私の顔を覗き込みます。
 「ちょっと失礼・・・」
 「え?」
私を凝視したあと、Excuse me と一言ことわりを入れて息を吸い込むや否や、

 「彼のかぶっているキャップの大学を倒すチームはどこ!?」と、地も割れんばかりに叫びます。鼓膜が破れそうです。

引率されている少年達は、「え?なに?」 「どういうこと?」とザワつきながらも、かわるがわる私のかぶるキャップを見に来て、「せーの」のという言葉と同時に、「ユーコーン!」と大合唱。
引率の彼女がじっと見ていたのは、私の顔ではなく、出張の際にいつも愛用しているノースカロライナ大学のキャップでした。

一通り終えると、「ようこそ、UConnへ」と微笑んでくれますが、
「はぁ・・・どうも」
唖然とした私からはこの一言しか出て来ませんでした。

次回、Hall of Fame 〜Michael Jordan〜に続きます。

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